従来の買い切り型のビジネスとは違う

管理や物を置く場所を確保しなくてもいい
利用者数が伸びなかった、既存事業との相乗効果が生み出せなかったなどの理由により、やむを得ず事業を撤退した企業の数は決して少なくありません。
動画サブスクビジネスは、自分が視聴したい内容を視聴したい際に視聴したい分だけアクセス可能なため、ユーザーにとっては簡単にサービスを受けることができるというメリットがあります。
物理的な物を有する必要がないので、その分の管理や物を置く場所などを確保しなくてもいいという点もメリットです。
世界基準によると、2013年頃より徐々にサブスクというワードが流行し始めると同時に注目を集めて、日本でも2014年頃より徐々に浸透し始めてきました。
現在においては、国内外を問わず様々な業界でサブスクビジネスが提供されています。
従来の1度買い切り型のやり方は一般に「フロー型のビジネス」と呼ばれて、サブスク型のやり方は「ストック型のストックビジネス」と呼ばれます。
投下した費用をすぐに回収できない
フロー型のビジネスについては、基本的には1度の取引により価格を全て回収するようなやり方なのに対して、ストック型のビジネスでは、基本的には一度の取引において投資した全ての金額を回収しません。
たとえば、新規顧客獲得のための広告費用の回収については、ストック型のビジネスでは中長期的に行っていくというのが一般的です。
投下した費用をすぐに回収できないのにも関わらず、なぜ多数の企業がサブスクビジネスに参加しているのでしょうか。
それは、中長期的な視点で事業全体を見ていると、サブスクビジネスが安定的に利益を出していくような収益構造になっているためでしょう。
中長期に利益が上がるという前提があるから、新規顧客獲得のための費用の上限を上げることが可能になるのです。